News Release 正絹着物の縮みを防ぐ画期的技術 樹脂や化学薬品を一切使用しないシルク製品の防縮加工 ~伝統工芸技術の極み~

News Release
2019年1月7日
株式会社広海/株式会社SP広海

樹脂や化学薬品を一切使用しないシルク製品の防縮加工
~伝統工芸技術の極み~

京友禅最終工程(蒸し・水洗)を行っている株式会社広海(本社:京都市右京区、代表取締役:澁谷實)は、蒸気と水の力だけで天然シルク製品に半永久的な防縮性を与える全く新しいタイプの加工技術防縮加工「シュリンクプルーフ」を実用化。

防縮加工 シュリンクプルーフ

▼株式会社広海 https://www.hiroumi.jp/

■不可能を可能にする防縮加工技術

絹織物は保管している段階で、湿気により縮みが発生したり、水に濡れると縮むことから、一度縮んだ生地や衣服を元の姿に戻すことは、時間とコストがかかりお客様にとって大きなリスクでした。(着物や反物はガード加工をしていても、箪笥の中の保管中の湿気で未加工品と同じように約5%~6%縮む)これらの課題を、京都市産業技術研究所の技術提供と創業より培った京友禅最終工程の技術により、防縮加工技術を可能にしました。

■防縮加工の特徴
1. 化学薬品・樹脂を使用しません
環境に与える負荷が限りなく小さく、従来の形状記憶と異なり、化学薬品や樹脂を一切使用していませんので、洗い張り、丸洗い、紋入れ、染直し、染め替え、ドライクリーニングも安心して行えます。

2. 染め上がり製品にも対応
染め上がり後の製品に加工を施すことが出来ます。一部加工が不可能な生地・色がございますので事前のテストをご依頼ください。

3. 製造~在庫管理、販売後の保管時まで半永久的に効果が持続。
生地の歪みに起因する不良を事前に予防し、コストと時間を大幅に圧縮できます。
絹の風合い、放湿性、吸湿性、保温性など、絹本来の機能性は損なわれません。
シュリンクプルーフ(防縮加工)を施していれば、縮みを約1%に抑える事が可能です。

■今後の展開
自社保有技術である「しごき染」と複合させることで高付加価値化、新たな商品の製造販売にも力を入れながら、他企業(異業種)とのコラボレーションを
模索し、新規展開を図りたい。

当社の防縮加工は和装に限らず、洋装などさまざまなシーンに対応しております。

様々なお客様に対応できるよう、小ロット対応も行っております。
シルク製品の防縮加工並びに、蒸し水洗について、お気軽にご相談ください。

■会社概要
商号 : 株式会社SP 広海
代表者 : 代表取締役 澁谷 實
所在地 : 〒615-0855 京都市右京区西京極西団子田町3-7
設立 : 2010 年4 月
事業内容 : 繊維製品の防縮加工・繊維製品の各種仕上げ加工
衣料品の小売業
資本金 : 1000 万円
URL : https://www.hiroumi.jp/

■本件に関するお問い合わせ先
企業名:株式会社SP 広海
担当者名:西村 寛道
TEL:075-312-8895
Email:info@hiroumi.jp