しごき染
「京小紋」は、小紋という型染の技法を用いた友禅染です。
その歴史は1200年前に遡り、江戸時代の武士の裃(かみしも)に端を発して広まりました。
明治初期よりライフスタイルの変化や化学染料の輸入により、「京小紋」は単色から彩色へと変化し、染色技法を向上させてきました。
小紋とは、普段着として手軽にご着用いただける着物です。
型染を使用した、京小紋の地色を染めるために「しごき染」を行います。
模様が細かければ細かいほど、高度な染色技術が必要とされます。
京友禅と影響しあいながら、小紋という型染の技法を用いた京小紋として独自に発展し、経済産業省指定伝統的工芸品(1976年~)に指定されました。
型染の地色を染める染色技法である「しごき染」は、駒ベラを使用し染料の色糊をしごくように染める事から、「しごき染」と言われています。
戦後より「しごき染」は、蒸し工場で行われるようになりましたが、現在、蒸し工場で行っているのは、当社1軒だけになりました。
京小紋の工程
白生地を、友禅板に貼り付け、型紙の上から駒ベラで防染糊または色糊を付け、生地に模様を写します。
そして、地色を染めるための「しごき染」を行い、蒸して、水洗いします。
図案
型彫り
色合わせ
型置き
地染め
蒸し
水洗
湯のし
完成
当工場で行っている「地染め(しごき染)」「蒸し」「水洗」の工程
地染め(しごき染)
蒸し
水洗
京小紋 SHIGOKI
CONSEPT
全て手仕事で行われる工程、次世代に継承するために京都を繋ぐブランド「京小紋 SHIGOKI」
2018-2019 クラウドファンディング目標金額達成
多くの方にご支援、応援いただきました事、この場を借りて御礼申し上げます。
京小紋 SHIGOKI」を構成する3つの要素
Culture / Fashion / ART+DESIGN
CULTURE
京都
日本の文化の中心である京都。
当工場では、京都で育まれた桂川の伏流水を使用し、最終工程を行っています。
清らかな水は、美しい発色の反物を仕上げます。
京都で生まれた「きもの文化」は高度な染色技法を生み出しました。
FASHION
スタイリッシュ×エレガンス
シンプルで洗練された大人のオシャレ、ビジネスシーンにもご使用いただける、スタイリッシュなデザイン。
美しい染めの技術を表現するために、新潟県五泉市で生産されている高級絹織物「塩瀬」を使用。
帯地に使用されている丈夫な生地には、防縮加工シュリンクプルーフ×撥水加工を施しています。
ART+DESIGN
京小紋
京友禅と影響しあいながら、小紋という型染の技法を用いた京小紋
「京小紋 SHIGOKI」では、京都の染屋さんに人間国宝 故中村勇次郎、故南部芳松の伊勢型小紋の
ご協力をいただきました。
ふるさと納税にて販売中
当社が大切にしている取り組み
品 質
温度、湿度、生地・染料の種類など 日々変動するあらゆる条件に応じて創意工夫いたしております。
信 頼
小ロット対応
様々なお客様に対応できるよう、小ロット対応も行っております。
お気軽にお問合せ下さいませ。